需要が高まる介護業界の仕事には様々なものがあり、各介護施設で提供されている介護サービスの内容も変わってきます。介護度が高く常時見守る体制が必要な高齢者の場合は、入所型施設である特別養護老人ホームへ入所することになります。ここでは、日勤と夜勤のスタッフが入れ替わりで勤務しており、24時間体制で介護・看護サービスを受けることができます。在宅復帰を目的とした介護老人福祉施設では、医療ケアや自宅に戻るためのリハビリテーションを中心に行っています。入所時の初期費用が必要なく、利用料が安いことが特徴的で、入所期間は3ヶ月と短期間になっています。
　身体介護が特に必要はないが、身寄りが無かったり何らかの事情で家族と同居できない高齢者で、自立してい生活するのに少し不安がある方はケアハウスに入所します。またケアハウスには一般型と介護型があり、一般型の場合は介護度が重くなれば退所を求められることがありますが、介護型の場合は介護度が重くなっても住み続けることができます。
　通所型施設であるデイサービスも施設によって提供するサービス内容は変わってきます。機能訓練型のデイサービスでは、リハビリテーションや運動療法を主に行い、基本的には身体介護や食事サービスが付いていません。
　また、地域密着型サービスである認知症対応型通所介護では、認知症の高齢者を対象とし、高齢者が住み慣れた地域で生活をし続けていくことを目標に介護サービスの提供をしています。